Article guidelines (New Versions)
論文等のガイドライン(新しいバージョンの場合)
- 新しいバージョンとは
- 新しいバージョンを提出するには
- 論文等のバージョンを変更するには
- 3.1 著者
- 3.2 要旨
- 3.3 図表
- 3.4 データ利用可能性
- 3.5 補足資料
- 3.6 引用文献一覧と参考文献一覧
- 3.7 更新箇所の説明
- 3.8 査読報告に対する回答
1. 新しいバージョンとは
F1000Researchでの出版は伝統的な学術誌でのそれと比べてはるかに動的で、論文等は初版の掲載以降も引き続き「進歩」を続けます。バージョンの種別をより明確に表すため、論文等には次のマークが付与されます。
[改訂版]は、通常、査読者のコメントに答えて変更された新しいバージョンを表します。[更新版]は、多くの場合、論文等がインデックスサイトに登録されるか、査読が完了した新しいバージョンを表し、著者は当該の論文等で論じた研究について小規模な変更を加えることができます。
2. 新しいバージョンを提出するには
論文等の新しいバージョンを提出できるのは、以前のバージョンを投稿した著者に限られます。
- ログインしてMy Account > Submissionsにアクセスしてください。論文等は“Published”タブでご覧いただけます。
- 論文等の最新掲載バージョン(制作過程で小規模な変更が加えられるため)のファイルをDOCまたはRFT形式でダウンロードしてくだください(投稿著者でない場合は、こちらのオプションは表示されません)。
- 上記の形式でダウンロードしたファイルをご自身のコンピュータ等で編集する前に、お使いの文書作成ソフトで変更履歴の記録機能をオンにしてください(オフのままだと変更が表示されず、提出されたバージョンを処理できないため)。
- 上記の要領での改訂が終わったら(ガイダンスは下記をご覧ください)、My Account > Submissionsから“Published”の論文等へ戻りSubmit New Versionをクリックしてください(投稿著者でない場合は、こちらのオプションは表示されません。投稿著者の場合は、新しいバージョンの提出手続きを始めた時点で、こちらのオプションは表示されなくなります)。
- New version submission formを記入してください(いつでも書きかけの状態で保存し、後で再開することができます)。
編集チームで新しいバージョンを処理し、不明な点がある場合はご連絡します。また、改訂版を製版に回しましたらお知らせします。
3. 論文等のバージョンを変更するには
3.1 著者
新しいバージョンでは、著者全員が当該の論文等に貢献した場合、著者リストを修正することができます。著者の皆様には、参考のため、The International Committee of Medical Journal Editors (ICMJE)による著者資格の基準を参照されるようお勧めいたします。
著者リストを変更するには、新しいバージョンの提出フォームに編集者宛ての但し書きを付け、変更の理由、および、新しく追加された著者のメールアドレス、所属、CRediT rolesをお知らせください。著者リストの変更の詳細は、更新箇所の説明(下記3.7参照)にも明記する必要があります。
著者リストが変更された場合、論文等の新旧両バージョンの著者全員にご連絡さしあげます。また、著者の皆様には、新しいバージョンの掲載前に、当該の変更事項を承認していただく必要がございます。
3.2 要旨
要旨を改訂する場合は、新しいバージョンの提出フォームと、改訂・更新版の原稿の両方で、改訂事項をマークしていただきますようお願いいたします。論文等の初版については、要旨は最大300字とし、略語は省略されていない表記で示し、先行研究は引用しないものとします。
3.3 図表
新しい図は、新しいバージョンの提出フォームでアップロードしてください。新しい図は、すべて個別のファイルに分け、可能であれば300 dpiでEPSまたはTIFF形式をご使用ください。
既に使用している表については、改訂・更新版の原稿の中で編集するか、新しい表をアップロードすることができます。新しい表は、個別のファイルに分け、新しい図がある場合はそちらと併せ、新しいバージョンの提出フォームでアップロードしてください。これらのファイルは、校閲用のPDF作成の段階で、新しいバージョンに組み込まれます。
図表は、すべて論文等の本文中で明記・論述し、改訂・更新版の原稿にタイトルと説明文を記載する必要があります。
写真や個人が特定できるデータを使用する場合は、関係者から出版目的での使用に関する同意書を得て、併せて提出する必要があります。
図表の使用許可:著作権で守られた既刊出版物から図表を再利用または改変して使用する場合は、著者には、著作権保有者から使用許可を得て、(必要な場合には)手数料を支払う責任が生じます。図表の説明文には「この図/表は[引用元を記載]より許可を得て複製したものである」と明記するか、使用許可書でこれと異なる承認の文言が指定されている場合は、そちらを明記してください。
3.4 データ利用可能性
論文等で(GitHub、Zenodo、Figshareなどの)リポジトリに登録済みのデータを使用する場合は、リポジトリが最新の状態であること、および新しいバージョンで施された改訂にそぐうものであることを必ずご確認ください。大部分のリポジトリにはバージョン管理機能があり、更新データを登録することができます。リポジトリ項目の更新版については、新しいDOIの取得も必要となります。原稿のデータ利用可能性セクションでは、DOIが更新されていることを必ずご確認ください。
3.5 補足資料
弊社の更新データに関するポリシーに基づき、弊社では補足資料をホストしないことになりました。代わりとして、補足資料は承認されたリポジトリにご登録いただき、論文等のデータ利用可能性セクションに「増補データ」として明記していただくようお願いいたします。
過去のデータや補足資料については、(たとえ新しいバージョンで変更がなくとも)承認されたリポジトリにご登録いただき、弊社のデータに関するガイドラインを遵守の上、改訂・更新版の原稿にデータ利用可能性のステートメントを明記されることを強くお勧めいたします。
3.6 引用文献一覧と参考文献一覧
改訂・更新版の原稿から不要となった引用文献と脚注を取り除き、本文中の引用を削除してください。新しく引用文献を追加する場合は、現在の引用文献一覧の末尾に書き足し、本文中の必要な箇所で引用してください。引用文献一覧は製版の過程で正しい順序に組み直されます。
3.7 更新箇所の説明
新しいバージョンを提出する際には、更新箇所の説明(最大300文字)を付け加える必要があります。この説明は、新しいバージョンの要旨の下に追加され、読者に対して変更箇所を明示するためのものです。説明には、文章の変更、新しい図や更新された図、著者一覧の更新、追加データといったすべての更新箇所に関する詳細を明示しなければなりません。
3.8 査読報告に対する回答
査読報告に回答するには、当該の論文等のページにアクセスし、画面右側のオープンピアレビュー欄にある査読報告の「確認済み」ボタンをクリックしてください。回答をアップロードするには、査読報告の末尾にある「この報告に回答する」をクリックしてください。なお、査読報告に対する回答は、論文等の新しいバージョンと併せて掲載されますので、ご注意ください。それぞれの査読者に対する個々の回答は、改訂・更新版の再評価をしやすくするため、更新された文章に追加する形でアップロードされることを強くお勧めいたします。可能な場合は、査読者への回答は箇条書きで示し、個々のコメントに対する回答の有無とその理由を明示してください。
新しいバージョンが掲載されると、以前に査読報告を提出した査読者に対し、更新版の掲載が自動的に通知されます。その後、査読者は再査読および査読状況の変更を行うことができるようになります。
新しい査読者を推薦したい場合は、‘Suggest Reviewers’ページにアクセスし、詳細を記入してください。